ハンドトリートメントの手技を、障害福祉サービス事業所「領家グリーンゲイブルズ」(GG)にて研修・指導させていただきました。
プロボノとは
ボランティア活動の1つで、専門的なスキルを活かした社会貢献活動のこと。
ラテン語の「pro bono publico」が語源で、「公益のため」と訳されます。
近年では、企業も利益追求だけでなく、社会との関わり方を見直すことや社会に
どう貢献出来るかを問われています。
領家グリーンゲイブルズ(GG)
「僕らは耳で焙煎をする。」という名の、目を引くコーヒーがあります。
豆のローストから販売までを手がけるのは、埼玉県上尾市の自然豊かな環境の中にある障害福祉サービス事業所「領家グリーンゲイブルズ」(GG)です。
GGは、主に視覚障害や盲重複障害・身体障害の方が通う福祉事業所で、様々な活動に取り組んでいます。特に、その技術と情熱が詰まったコーヒーは、多くの人々に愛されています。
GGの夢とハンドトリートメント
GGのご紹介動画や記事などで、「夢は、自分たちが手掛けたコーヒーで、マッサージも気軽に楽しめるカフェを作りたい」とあり、その夢のお手伝いとして、JAAプロボノプロジェクトを起案。ハンドトリートメント検定講師の亀井先生と共に、8月中旬、領家グリーンゲイブルズを訪問、2名の利用者様へハンドトリートメントの手技を研修、指導させていただきました。飲み込みの早さに、亀井先生も驚いておりました!
是非、お仲間にも広げていただき、イベントやカフェなど、今後の夢や活動にお役
立ていただきたいです。
皆様から感想をいただきました
- 中川さん
- マッサージ師として働きボディートリートメントをお客様に施術していますが、
ハンドの施術は苦手としていました。今回丁寧に指導して頂いたことで自身の癖を
修正でき、今後の施術に自信を持てました。できているところは褒め、できないところはしっかりとアドバイスしてもらいながら、和やかで笑顔の絶えない、印象的な学びの時間となりました。
- チノさん
- 人肌に触れる心地よさと安心を感じました。
丁寧な声掛けや、文字通り手取り足取り細かく教えていただけたことで、マッサージの知識もなく初めて施術する私にもとてもわかりやすかったです。
最初は緊張と不安でガチガチでしたが、褒めながら明るい指導をしていただいたお陰で、緊張をほぐしながら挑戦することができました。まだまだ覚えきれてはいませんが、なぜその工程があるかなど、根拠や理由を説明していただいて覚えやすかったです。
- 馬場さん
- 袖を捲ることさえできれば気楽に受けられるハンドトリートメントは、コーヒーのように、気負うことなく心と体をリラックスさせてくれるので、今後イベントなどでコーヒーの傍で提供できる機会を作っていければと思います。
- 亀井先生
- 長いことトリートメントの実技指導をしてきましたが、視覚障害の方にお教えするのは初めてのことなので、あれこれ思案していましたが、手を繋げば伝わる力は倍増すると実感。
何よりお二人ともとても前向きで熱心で手技の覚えも早くて素晴らしかったです。心配は杞憂に終わり、冗談も飛び出る普段通りの研修会となりました。今度はお二人がトレーナーとなりハンドトリートメントの輪を広げていってくれることでしょう。
GGの美味しいコーヒーをいただきながら、中川さんチノさんの優しい手を思い出しています。これからも応援させてくださいね。
ありがとうございました。
※詳細は「Column101号」にて掲載
- NPO法人みのり 領家グリーンゲイブルズ GGメイド
- https://event.ageo-minori.or.jp/
- 「僕らは耳で焙煎をする。」紹介動画
- https://www.youtube.com/watch?v=5b4n4tU0Z7g